アメリカにおけるゲームランドとは?

アメリカにおけるゲームランドとは?

お久しぶりのブログになってしまいました。ミズキです。

今日は1週間で1番リラックスできる金曜日。先週の金曜日は他の大学にセミナーに呼ばれて忙しい一日を過ごしていましたが、今週はオフィスでゆっくり仕事をしています。

更新が少なく見捨てられてしまう~(涙)、と思いながらも中間試験の採点などに忙殺され、ポチに、「何かブログ書いてー」、と頼んでも、「私ネタないもん」、と突っぱねられブログが停滞していました(苦笑)。

今日のお題は、ゲームランド。ゲームランドというとゲームセンターを思い浮かべる人も少なくないと思いますが、アメリカのゲームランドのゲームの対象は、動物です。動物と戯れるなんて、素敵!と思っている方、残念。ゲームとは狩猟のことなのです。つまり、ゲームランドとはハンターが狩猟をする場として特別に州が管理している土地のことです。

大学から30分くらいのところにあるゲームランド

ゲームランドには動物が集まりそうな環境が作られています。畑のように見えるところには何か植物が植えてあり、おそらくシカが好んでくるのでしょう。主なゲームアニマルは、シカです。その他ターキー(七面鳥)も人気のゲームアニマル。そう、アメリカには野生動物を(娯楽としての)狩猟の対象で分類する文化があるのです。

大学院生として最初に住んだアメリカの州はウェストバージニア州でしたが、そこでもゲームアニマル、ノンゲームアニマル(ゲームアニマルでない)という区分があり、最初はずいぶん戸惑いました。両生類はノンゲームアニマルなので、州の助成金に応募する時には、ノンゲームアニマルの枠で応募します。魚の種類もバスやトラウトなどのゲームフィッシュと、その他のノンゲームフィッシュに分けられます。

ゲームランドには池があることも多い。魚釣りと、水鳥の狩猟用。

日本人の多くが無宗教だと思っていますが、仏教、神道の影響は日常生活や言語の端々までいきわたっています。動物をゲームアニマルかどうかで分類する、そんな土壌は元来日本にはないですし、この文化のギャップには驚きですよね。

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