町田市小山町の尾根緑道の自然①

町田市小山町の尾根緑道の自然①

ここ数日、子供たちを連れ町田市小山町の実家に帰っています。

昔は家の庭から錘のついたリール竿を草原に向かって思いっきり投げて遊んでいました。それくらい周りには家が少なく、森と草原が広がっていたのです。40年ほど前にはキジやタヌキ、イタチも見ることができました。

愛犬のお墓があった森も開発され、動物たちはどこへ行ったのか。今、家の庭からリールを投げたら近所の窓ガラスが割れ苦情がくること間違いなしです。ただ暮らしは便利になりました。近くに大型スーパーやレストラン、温泉、コンビニができました。

昔と変わっていないのは、実家の近くに整備された尾根緑道と言われる歩道です。多摩丘陵の尾根道だったものを舗装した歩道が数キロ続いています。僕は4年生の時に小山町に引っ越してきましたが、その頃からよく犬の散歩やランニングに行ったものです。

ここへ帰ってくると毎日朝のランニングや散歩にいきますが、朝早くからランナーやウォーカーを見かけます。歩道の周りには緑地が残されていて朝は特に気持ちが良いのです。今年もすごいセミの合唱です。このコナラの木には大量のニイニイゼミの抜け殻!

晩御飯のあと子供たちと懐中電灯をもってカブトムシとクワガタを探しにいくと…

今年もシラカシの木の樹液にたくさん集まっていました!これも毎年恒例。昆虫たちをみるとほっとします。今年も生き残ってくれたんだなぁと。

捕まえた虫たちは一日だけケースで飼って観察。次の日の夜、子どもと一緒に同じ木に返しにいきました。

生きものを捕まえることに反対する声も聞きますが、僕は普通種であれば捕まえて飼育して、生きものと友達になることが子供には大切だと考えています。愛着がわくし、命の大切さも学べます。もちろん絶滅が心配される種や、珍しいからと言ってむやみに捕まえるのは良くありません。それは親の責任できちんと説明しなければなりません。

ペットショップで買ってきた生きものを飼うより、野生の生きものを捕まえに行って飼うことで、環境について学ぶことも多いし、何より自然との感情的な繋がりが強くなるのです。そうやって育った子供たちは自然を大事にする子が多いでしょうし、自然から幸せ感を得るすべを身に着けて育つのです!

「今日も朝からミンミンゼミがんばってるなぁ~」、と思うと自分もがんばろうと元気が湧いきませんか(笑)?

ー 瑞樹

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