ポチの目から見た「日本オオサンショウウオの会」その2

ポチの目から見た「日本オオサンショウウオの会」その2

国の特別天然記念物のオオサンショウウオ。岐阜県以西の本州や四国・九州の一部に生息していて、今回大会が開催された兵庫県朝来市では「オオサンショウウオの棲むまち」として、全国にその魅力を発信しています。(でも、川を眺めていれば見つかるものでもないし、夜に行動するので、そうそう見られるってワケでもないんだけどねー…。あっ、だからこそ価値があるのか!?)

大自然に囲まれた朝来市
透き通るような川にオオサンショウウオが棲んでいる

2日間に渡って開催された大会は、全国各地から集まったオオサンショウウオ好きたち(!)の報告がメイン。大学の研究室からの研究報告もあれば、親子でのリポート、NPO法人やら動物園、はたまた高校生まで、なんとも幅広い年齢層の参加者たちが、それぞれの視点で調査した内容を報告していきました!みんなオオサンショウウオが好きなんだなぁ…🤔

パネルディスカッションも開催
夫くんの学生さんも発表
発表は英語で、資料は日本語で

世界最大級の両生類・オオサンショウウオ!今は、マイクロチップで1個体ずつのデータをちゃんと管理したり、(なぜか知らないけど)巣穴にいる雄を「ヌシ」って呼んだり、中国オオサンショウウオとの交雑が存在したり…。大会に参加していた3日間は、毎日がオオサンショウウオ漬けでしたー💦

現地観察会で説明する夫くん
オオサンショウウオへのバリアフリーを説明するパネル

大会を通して何より感じたのは、オオサンショウウオにとって棲みやすいとされる大事な自然がどんどんなくなってしまっているんだなってこと。人間が持ち込まなければ発生しなかったであろう中国オオサンショウウオとの交雑問題もしかり、汚染問題や河川改修、ダムづくりや自然破壊などなど。これってオオサンショウウオだけでなく、ほかの生きものにとっても問題だし、めぐり巡って人間にとっても生きにくい環境が作られているんじゃないかなー。

ハンザキ研究所での見学会

今年の梅雨は、入ったかと思ったら6月中に終わってしまい、既に危険な暑さが毎日続いています。この異常気象は、人間がその要因を作ったに違いない。

私たち、大丈夫かな?生きものたち、大丈夫かな?この地球、これから大丈夫なのかな?

ポチ

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