今週の金曜、あと３日後に研究室のアメリカ人学生二人を連れて日本に帰国します。ハンザキ研究所にて２か月の研究滞在です。その準備に忙しくここ数日ブログ更新ができませんでした。帰国準備に苦労した点をまとめると…

１.　ビザの取得

外国人の入国は未だに制限されているため、アメリカ人学生はビザを取る必要がありました。日本の政府関係のウェブページは本当に分かりにくく、まずそこで一苦労。この外務省のウェッブページをみてビザ取得の手順が分かるようにしてくれればよいのですが、他のページに飛ばされ、ERFSを取得したとしてもそこからいったいどうしたらよいのか…苦労しました。

結局日本のアメリカ大使館や領事館のウェブページを見て、何度も電話して確認して、申請書類を用意しました。彼らのパスポートが返ってきてビザを見た時の学生の喜びようは印象深かったです。

そうそう、コロナテストも予約し、日本政府指定の用紙に医療機関の方に記入してもらう必要もあります。とにかく無駄なペーパーワークが多い！

2.　資金集め

学生に自費で行かせるわけにいかないので、助成金を申請したり、学部長や学科長にお願いしたり。大変でした。最終的に十分資金が獲得できて、学生は自腹を切ることなく日本を満喫できそうです。僕自身の助成金の申請書は却下されてしまいましたが、学生を連れて日本に行ける夢がなかったので、良しとしよう。

3.　大学関係の書類整備

つまらないので、割愛。日本のほど面倒ではないですが、学生と長期で外国にいくとなるとそれなりに手続きが面倒です。許可なり、保険なり。

4.　ここでのやり残した研究を終わらせる

そのため最近フィールドに行くことが多く、週末には６-７時間実験室にこもって学生と実験。秋につながる研究なので楽しみですが、帰国のタイミングと重なり時間繰りに苦労しました。

5.　ハンザキ研究所との調整

理事長、副理事長さんとも良く知っているので、調整は楽しい作業ですが、やはり時間はかかります。

6月にはハンザキ研究所と兵庫県朝来市の主催の第17回オオサンショウウオの大会が開催されます。今大会初の試みとして外国人研究者を招いて講演をしてもらう予定ですが、その調整役を担当しています。メールのやり取りって意外と時間かかりますよね。

6.　留守中の家とメール

３ヶ月家を留守にするとなると、いろいろ面倒が発生します。一番頭を悩ませたのが、誰に芝刈りをやってもらうか（苦笑）。結局一人の学生にお金を払ってやってもらえることになり一安心。

と、つまらないことを並べてしまいましたが、これらが今僕の頭の中を支配している状態です。

最後に写真を。今日の野外調査の帰りに撮ったものです。

―　瑞樹